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代表挨拶
洗濯機、冷蔵庫、そしてテレビが「三種の神器」と言われていた時代に家電販売業を営む母と電気技師の父の間に生を受けた私が電気の道に進んだのは、ごく自然な流れでした。折しも東京オリンピック開催を控えて世界初の東海道新幹線の開通の際に、一技術者だった父が縁あって経験豊富な多くの技術者を率いて創業した富吉電気工事は、新幹線開通を幕開けとする近代鉄道史の歴史と共に歩んできました。私たちが架設した路線で今日も列車が正常に運行していることは無上の喜びであると同時に、私たちの大きな誇りです。当社のホームページを立ち上げたこの機会を借りて、今日の富吉電気工事会社をこれまで支えてくださった多くの方々に改めてお礼申し上げます。本当にありがとうございます。
他の企業さまで10年近く一般電気工事を経験した後に移籍した富吉電気工事で代表を託されたときには、私よりも先輩の方が多く在籍していました。会社の中で代表としての資質を試されるような視線にさらされる毎日でしたが、先人も私の何かしらを見て後任を託してくれたのだと思い、毎日、現場の人間としてできることを確実にこなす姿勢を見せることを代表としての仕事としてきました。当時黒々としていた髪が幾分白くなった今でも、それは変わりありません。
どんなに頑張っても一人の人間がやれることはたかが知れています。しかし、たかが知れている何人かの人がチームとして協力すれば「すごいこと」ができます。そして、そんなチーム同士が協力すれば「信じられないくらいすごいこと」ができます。今日の鉄道も、そんな「すごいこと」として毎日普通に運行しています。私たち富吉電気工事は一人一人の「たかが知れていること」をみんなの「すごいこと」にするために毎日現場に出ています。今日も電車はいつものように動いています。皆さま、本当にありがとうございます。